気品とはなんぞや?ということで手に取ったこの本。
上品に見える振る舞いも書いていますが、内面の気品が非常に興味深かったので今回紹介させていただきます!
ブランドに頼らないおしゃれ
内面を洗練させようという努力をしないで 、手っ取り早く 「気品ある女性 」に見せる方法として 、人はブランド品に飛びつくわけです 。
要するに 、ブランドに頼るのも 、ことさら気取った着こなし 、華やかな装いを自分のセンスと品格の自信のなさの表れです。
ブランドのという記号が欲しがる人ほど自分に自信がないとよく言われています。
手にすることで自分がワンランク上の人になったような気になります。
本当の気品を身に付けるためには、言葉遣いや振る舞いなど気を配り、長い時間の訓練が必要になってきますが、ほとんどの人は気品を身に付ける努力をする発想はなくブランド物を買って金で解決しようとする人がほとんどです。
金で買う解決方は実は楽な選択肢なんですよね。
根本的な解決になりませんし、今時ブランド持ってるくらいで評価する人は絶滅危惧種です。また全身ブランドでも中身が安っぽかったら台無しなのでしょう。
言葉遣い、姿勢、視線の送り方、動作などの矯正は時間がかかるけど、品格が欲しい人はちゃんと向き合うべきだろうと思いました。
住まいを美しく清潔に保つ
家の中は 、散らかり放題 、掃除もされずに 、インテリアにはまったく無頓着 。
でも 、一歩外に出れば貴婦人 。
そんなことがありえるでしょうか ?
見た目は華やかで美しい人でも、汚部屋住まいだったら、ご本人から放つ美が嘘っぱちのように感じます。そのようなギャップは一部のマニアしか喜ばないでしょう。
美しい空間で美を醸造させていて欲しいものです。
気品が試される時
恵まれた環境のもとで、よい人々に囲まれ、精神的にゆとりの持てる状態に入れば、誰でもそれなりに気品を持っていられるものです。
問題は、その人が環境でなくなってしまったとき、どん底に落ちたときです。(以下略)
ほんとうに自分の身についているものは 、境遇がいかに変わろうと 、消えることはありません 。財力や権力 、美貌は 、いずれ消えてしまうものです 。唯一 、消えることがないのが気品というものです 。
気品とは、こだわり、思い込み、様々な装飾物、都合、それらがすべて削ぎ落とされらところに存在するものだからです。
何かを持っていると、それを守ろうとします。中途半端な思い込みがあると、それに固執します。(略)
気品を持っているということは、自分の都合を守る必要がないということです。
全てを失っても気品を保ってる人の実在例として、東京都北区赤羽のホームレスのペイティさんを思い浮かべました。
やっぱりペイティさんは気品が溢れる高貴なお方なのだなと思いました。
当たり前ですがペイティさんと同じ境遇にはなりたくないですが、ペイティさんのようにホームレスになっても内面が気高い人になりたいものです❤️
ぺぺぺぺぺい、ぺぺぺぺい
最後に
- 綺麗な服装をする
- 上等な物を買う
- グルメを堪能して一流がわかる
- リッチな場所に出入りする
これらのことをやって大満足になってしまいますが、それは上部だけの気品。
ビニール袋タンクトップの作り方
①好みのデザインのビニール袋を選ぶ
②底をちょん切る
③着る pic.twitter.com/pk8xtEn3nn— ヒメネー@はてなブログ (@clean_high) 2017年9月15日
- 服がビニールの底をはさみで切って作ったタンクトップ、
- カバンはジップロック、
- 住まいは西成でダンボールハウス、
- 食事は毎日チョコチップスナックパン(別名ダメ人間パン)
このような生活に転落してしまったとしても、気高さを維持できる人になりたいものです。
- 作者: 加藤ゑみ子
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2001/12/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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