シャネルの創業者のココ・シャネルと、今も大人気の女優のオードリー・ヘップバーンの伝記を読みました。
自己主張が強いシャネルと控えめなヘップバーン。
対照的だけどそれぞれ違った魅力がある二人について語ります。
ココ・シャネルってどういう人?
ギャルや水商売のお姉ちゃんが大好きなブランドの名前になってるデザイナーの女性。
ドレスにコルセットが当たり前の時代に、パンツルックを爆誕させて女性に自由を与えたと言われてます。
気が強くて個性もアクも強い人。
休日大嫌いでバリバリの仕事人間。ものすごい自立心が強いです。
男に養われて依存的に生き方を強烈に嫌いました。
数々の大物の男性に熱烈に愛されて求婚されてきましたが一度も結婚することはなく、生涯独身で人生終えました。
大雑把ですがこんな感じ。
以後親しみを込めてココと呼びます
オードリー・ヘップバーンってどんな人?
「ローマの休日」「ティファニーで朝食を」「麗しのサブリナ」で主演を勤めたことで有名な女優。特に日本で今でも異常に人気がある。
控えめで真面目な性格で見たまんまの優等生って感じです。
アイルランド人とオランダ人のハーフで戸籍はイギリスなんですが、オードリー自体どこか日本的な感覚をしています。
大雑把ですが、こんな感じ。
以後親しみを込めてオードリーと呼びます、
ヘップバーンの恋愛について思うこと
オードリーは子供の頃の家庭環境が良くなかったせいか結婚に対して憧れが強かったようです。
1度目の結婚は俳優のメル・ファラーと。世間的にはオードリーの方が格上扱いでしたが家庭に入るために女優業をセーブするんです。
良き妻、良き母に努めたのですが、オードリーの献身とは裏腹にギクシャクするようになって別居を経て離婚。
2度目は9歳年下の精神科医のアンドレアと再婚。
オードリーが妊娠中にアンドレアの夜遊びがフライデーされまくって、スルーしきれなくなって離婚。
3人目の伴侶のロバートとは籍を入れずに、最期まで一緒にいました。
オードリーですら、永久に続く愛が溢れる家庭を築けなかったことに軽い目眩を覚えました。いつの時代もどの国の女も同じ幻想を抱くんですね。
少しセンチメンタルになってしまいました。
シャネルの恋愛について思うこと
一方ココは恋多き女でありましたが、男に溺れることは一度もなかったです。
永遠の恋愛クソネタ「愛する派か愛される派か」というのに関しては意外にココは「愛される派」です。
「愛する派は男に溺れるけど、愛される派は恋愛はするけど男に溺れない」というココの持論です。恋愛に溺れてる状態は仕事はできないですからね。
去りゆく男を絶対に追いかけてすがらない女であった。
一流の男に囲まれて愛されてなお、溺れない志の強さに男性は惹かれるのでしょうね。
またココは上部の関係を激しく嫌いました。
愛情が冷めきっているのに夫婦関係を続けている女性、男に愛想をつかされているのにすがる女の自立心のなさにココは怒りました。同じ女としてのプライドのなさを嘆いているのでしょう。
自立心が強くて一流の男に愛されまくってて媚びないココは最高にクールな女だぜと私は思いました。
でも、こんなに仕事で大成してるのに、死後は「結婚もせず子供もいない寂しい女」だと言われまくるなんてあんまりだと思いました。
いつの時代もどの国も言うことは同じということに軽い目眩を覚えました。
最期に
生き様に憧れるのはココ・シャネル。
共感するのはオードリー・ヘップバーン。
どっちが良いとか悪いとかではない。
どちらも違った強さを持った尊い女性であることは間違いないです。
現在どちらもKindleで半額で買えるので、女性は両方読んでいただきたいと思います。
一生ものの本になること間違いなしです。
余談
ココはシャネルのスーツ2着。
服大好きなオードリーはチャリティで服を売りまくって最期は10着しか持っていなかったそうです。
今回言及していないフランソワーズ・サガンも所有するのが嫌いな人であった。
生き方シリーズの方はミニマリストの向かうのは何故でしょう。
マリリン・モンローの生き方はまだ読んでいないけど、モンローもそうであったら役満です。